髪質改善トリートメントは何を選べばいい?美容師が最初に確認すること
「オージュアとケラスターゼ、私の髪にはどちらが合いますか?」
トリートメントを選ぶとき、こんな質問をいただくことがあります。
美容室で扱っているブランドだから、どちらも良さそう。でも、何が違うのか分からない。
さらに最近は「髪質改善」という言葉もよく目にするので、
どのトリートメントを選べばいいのか迷ってしまいますよね。
私なら、最初に商品の説明をするのではなく、こんなことを聞きます。
「今の髪で、一番気になっているのはどこですか?」
「毛先がパサついて、乾かすと広がるんです」
「濡れているときも絡まります?」
「濡れているときは大丈夫です。乾くと広がります」
ここまで聞くと、少し方向性が見えてきます。
反対に、
「シャンプーすると毛先が絡まって、指が通りにくいんです」
という方なら、また違うケアを考えます。
同じ「髪が傷んでいる」という悩みでも、乾燥による広がりなのか、
ブリーチによる手触りの変化なのか、髪の細さによる絡まりなのかで、
選ぶトリートメントは変わります。
髪質改善トリートメントを選ぶときに大切なのは、
ブランド名よりも、どの悩みを優先して整えたいかを決めることです。

La Senteみのおキューズモールでは、
オージュア(Aujua)やケラスターゼ(KÉRASTASE)を取り扱っています。
どちらも髪の状態に合わせたケアを考えられるブランドですが、選び方には少し違いがあります。
今回は、それぞれの特徴を紹介しながら、
美容師がどんな基準でトリートメントを選んでいるのかをお話しします。
オージュアは髪の悩みを細かく分けて選べるのが特徴です
オージュアは、日本の美容室向けに展開されているヘアケアブランドです。
特徴の一つは、髪や頭皮の悩みに合わせて複数のラインが用意されていること。
例えば、乾燥、ブリーチによるダメージ、まとまりにくさ、
ハリやコシの変化など、それぞれの悩みに応じて選択肢があります。
ここで気をつけたいのは、年齢や髪質だけで一つのラインに決めないことです。
同じ40代でも、髪が太くて広がりやすい方と、細くて絡まりやすい方では必要なケアが違います。
具体的に、どんなときにどのラインを考えるのか見ていきましょう。
毛先の乾燥やパサつきには「クエンチ」

「カラーをしてから毛先が乾燥するようになった」
「髪が広がって、まとまりにくい」
こうした方には、オージュア クエンチが候補になります。
クエンチは、カラーやパーマなどによって乾燥しやすくなった髪に向けた保湿ケアのラインです。
例えば、根元は比較的扱いやすいのに、毛先だけパサついている方。
この場合、私ならまず毛先の乾燥状態を確認します。
髪が硬く感じるのか、指通りが悪いのか、毛先が広がって見えるのか。
乾燥が中心の悩みなら、クエンチを使ったケアを考えることがあります。
ただし、根元から強いうねりがある方に、クエンチだけで真っすぐな髪を目指すことはできません。
トリートメントで整えたい部分と、ストレート施術が必要な部分は分けて考えます。
ブリーチによる手触りの変化には「リペアリティ」
「ハイライトを繰り返してから、毛先が硬くなった気がする」
「ブリーチした部分が絡まりやすい」
こうした方には、オージュア リペアリティが選択肢になります。
リペアリティは、ブリーチによるダメージが気になる髪に向けたラインです。
例えば、表面は比較的きれいでも、ハイライトを入れた部分だけ手触りが違う場合。
このような髪は、全体が同じ状態とは限りません。

私なら、ブリーチした部分の状態を確認しながら、必要なケアを考えます。
ただし、切れ毛が多い場合や、濡れた状態で極端に絡まる場合は、
トリートメントだけで対応しようとはしません。
次のブリーチを控えることや、カットで整えることも含めて相談します。
くせによるまとまりにくさには「アクアヴィア」

「髪が乾燥しているというより、うねって広がるんです」
この場合、クエンチとは違う選択肢を考えることがあります。
例えば、オージュア アクアヴィアです。
アクアヴィアは、くせによってまとまりにくい髪に向けたケアラインです。
ただし、ここは誤解してほしくないところです。
アクアヴィアを使えば、もともとのくせ毛が縮毛矯正のように真っすぐになるわけではありません。
髪のまとまりを整えることと、くせの形そのものを変えることは違います。
「くせをなくしたい」のか、「今のくせを活かしながら扱いやすくしたい」のか。
その希望によって、トリートメントを選ぶのか、ストレート施術を検討するのかが変わります。
髪のハリやコシが気になる方には「エクイアル」
40代・50代のお客様からは、「以前より髪が細くなった気がする」
「トップがふんわりしにくい」というご相談もあります。
こうした場合は、オージュア エクイアルも候補になります。
エクイアルは、髪の根元からの立ち上がりや、毛先までのまとまりを考えたケアラインです。
ただし、髪が細いから必ずエクイアルが合うわけではありません。
カットの形や髪の長さ、普段の乾かし方によっても、ボリュームの出方は変わります。
私なら、トリートメントだけでなく、ヘアスタイルとのバランスも確認してから提案します。
【関連記事|40代・50代の髪質改善|うねり・パサつき・広がりが気になる大人女性へ】

ケラスターゼは髪の状態に合わせた組み合わせを考えられるのが魅力です

ケラスターゼは、フランス発のプロフェッショナルヘアケアブランドです。
さまざまな髪質や悩みに向けた製品があり、
サロンケアからホームケアまで幅広く展開しています。
La Senteみのおキューズモールでトリートメントを考えるとき、
選択肢の一つになるのがフュジオドーズです。
フュジオドーズは、髪の状態に合わせて組み合わせを選ぶサロントリートメントです。
例えば、
「カラーを繰り返しているので、毛先の手触りが気になる」
「まとまりも欲しいけれど、重くなりすぎるのは苦手」
「髪の状態に合わせて、その日のケアを考えたい」
という方。
こうした場合は、今の髪の状態と希望する仕上がりを確認しながら、組み合わせを考えます。
「しっとりさせたい」だけでは選ばない理由
例えば、髪が広がる方がいたとします。
「しっとりしたトリートメントをしてください」と希望されても、私は少し確認したくなります。
「広がるのは根元からですか?それとも毛先だけですか?」
「髪が重くなるのは苦手ですか?」
「普段は巻くことが多いですか?」
同じ広がりでも、髪が細くてふんわりしやすい方と、
毛量が多くて膨らみやすい方では、求める仕上がりが違います。
トリートメントを選ぶときは、ダメージの状態だけでなく、
仕上がったときにどんな髪でいたいかも大切です。

例えば、毛先にまとまりが欲しくても、トップのボリュームは残したい方。
この場合、全体を重く仕上げるようなケアが必ずしも合うとは限りません。
髪の状態とヘアデザインの両方を見ながら、必要な質感を考えていきます。
ケラスターゼを選ぶなら、ホームケアとの相性も確認したい
サロンでトリートメントをしたあと、ご自宅でどのように髪を扱っているかも大切です。
例えば、毎日アイロンを使う方。カラーを繰り返している方。
シャンプー後に毛先が絡まりやすい方。それぞれ必要なケアは違います。
サロンでの仕上がりだけでなく、
普段のシャンプーやアウトバストリートメントとの組み合わせまで考えることで、
日常の扱いやすさにつなげやすくなります。
ただし、ケラスターゼの製品をすべてそろえる必要はありません。
今使っているヘアケアとの相性を確認しながら、必要なものを選べば十分です。
オージュアとケラスターゼ、どちらが自分に合う?美容師はここを見ています
「結局、私にはどちらがおすすめですか?」
ここまで読むと、そう思われるかもしれません。
私なら、ブランドの優劣で選ぶことはしません。まず、今の髪で何を優先したいかを整理します。
例えば、カラーによる乾燥が気になる方なら、オージュアのクエンチを候補にします。
ブリーチによるダメージが中心なら、リペアリティも選択肢です。
くせによるまとまりにくさが気になるなら、アクアヴィアを検討します。
一方、複数の髪悩みがあり、サロンでその日の状態に合わせたケアを組み合わせたい方には、
ケラスターゼのフュジオドーズも候補になります。
ただし、これはあくまで選び方の一例です。
実際には、髪の太さ、毛量、カラー履歴、
ダメージの状態、希望する仕上がりによって判断が変わります。
トリートメントを変える前に、カラーの方法を見直したほうがいい場合も
例えば、「毎月トリートメントしているのに、毛先がどんどん傷んでいる気がする」
という方。この場合、私ならトリートメントの種類だけを変えることはしません。
「カラーは毎回、根元から毛先まで染めていますか?」と確認します。
毛先の色がまだきれいに残っているなら、根元のリタッチを中心にする方法もあります。
また、ブリーチやハイライトを繰り返している場合は、
施術の頻度やデザインの入れ方を見直すことも必要です。

La Senteではカラーリストの専門的な視点も活かしながら、髪色と髪の状態を一緒に考えます。
トリートメントを増やすことだけが、髪質改善ではありません。
髪への負担を必要以上に重ねないことも、長くきれいな髪を楽しむための大切な考え方です。
【関連記事|カラーで傷んだ髪に髪質改善はできる?美容師が施術前に確認していること】

くせを真っすぐにしたいなら、トリートメント以外の選択肢もあります
もう一つ、トリートメントを選ぶ前に確認したいことがあります。
それは、求めている仕上がりが「まとまり」なのか「ストレート」なのかということです。
例えば、根元から強いうねりがあり、毎朝アイロンで伸ばしている方。
この場合、トリートメントだけで希望する状態まで整えることは難しい場合があります。
反対に、今のくせは気に入っていて、毛先のパサつきだけを落ち着かせたい方なら、
トリートメントが合うこともあります。どちらが正解という話ではありません。
どんな髪になりたいのかによって、必要な施術が違うということです。
【関連記事|髪質改善と縮毛矯正は何が違う?くせ・広がりで迷ったときの選び方】

箕面で髪質改善トリートメントを選ぶなら、仕上がりの好みまで聞かせてください
髪質改善トリートメントを選ぶとき、私たちが知りたいのは、髪の状態だけではありません。
「しっとりまとまる髪が好き」
「軽くて自然な仕上がりがいい」
「トップはふんわりさせたい」
「毛先は落ち着かせたい」
「カラーの色をきれいに見せたい」
こうした仕上がりの好みも大切です。
例えば、同じ乾燥が気になる髪でも、ボブとロングでは必要な質感が違います。
また、普段からコテで巻く方と、ストレートで仕上げる方でも、
扱いやすいと感じる状態は異なります。
La Senteみのおキューズモールでは、オージュアやケラスターゼの特徴を活かしながら、
髪の状態とヘアデザインの両方を考えたトリートメントをご提案しています。
「オージュアが気になっているけれど、どれを選べばいいか分からない」
「ケラスターゼを試してみたい」
「今使っているトリートメントが合っているのか知りたい」
そんな相談からで大丈夫です。
ブランド名だけで決めるのではなく、今の髪を見て、
普段のスタイリングやこれから楽しみたいヘアデザインまで聞かせてください。

髪質改善トリートメントは、商品を選ぶことが目的ではありません。
毎日の髪が扱いやすくなり、好きなヘアスタイルを楽しめるようにするためのケアです。
今の髪に合う方法を、一緒に考えていきましょう。
【箕面でオージュア・ケラスターゼの髪質改善トリートメントを相談する】
【関連記事|髪質改善は何回必要?どのくらい持つ?美容師が通う頻度の考え方を解説】
