「ケラスターゼを使ってみたいけど、何から買えばいいですか?」

ケラスターゼのお話をしていると、最後はここにたどり着くことが多いと思います。
「シャンプーから変えたほうがいいですか?」
「オイルだけケラスターゼでもいい?」「マスクって毎日するんですか?」
「全部同じシリーズで揃えないとダメですか?」こんな声が増えてきます。
ケラスターゼにはシャンプーだけでなく、トリートメントやヘアマスク、
洗い流さないトリートメント、ヘアオイルなど、さまざまなホームケアがあります。
さらにシリーズも複数あります。初めて商品を見る方なら、
「結局、私は何を買えばいいの?」となるのも当然ですよね。
私たち美容師は、最初から全部揃えることを前提には考えていません。
まずお聞きするのは、
「家で髪を触っていて、一番気になるのはいつですか?」ということです。
シャンプーをしたあとに絡まる。ドライヤーをすると広がる。朝起きたときに毛先がまとまらない。
アイロンをしたあとのツヤが物足りない。カラーをしてしばらくすると質感が気になってくる。
困っているタイミングが分かると、何からホームケアを見直せばいいのかも考えやすくなります。
ケラスターゼは「有名な商品を一つ買う」というより、
毎日のどこを変えたいのかから選ぶと分かりやすいブランドです。
ケラスターゼそのものについて知りたい方は、まず第1記事から。
【第1記事|ケラスターゼとは?美容師が感じる魅力とAujuaとの違い】
髪質や悩みからシリーズを選びたい方はこちらです。
【第2記事|ケラスターゼはどれを選ぶ?髪質・悩み別の選び方】

シャンプー・マスク・洗い流さないケア・オイルは、それぞれ役割が違います
お客様から、「一つだけ買うなら、どれが一番いいですか?」と聞かれることがあります。
これが意外と難しい質問なんです。
なぜなら、何を変えたいかによって答えが違うからです。
例えば、毎日のシャンプーから見直したい方と、
「シャンプーは今のもので気に入っているけど、ドライヤー前のケアを変えたい」
という方では、必要なものが違います。
まずは商品名ではなく、それぞれがどのタイミングで使うものなのかを整理してみましょう。
シャンプー|毎日の「洗う」から髪や頭皮に合わせる
ケラスターゼではシャンプーをバンと呼びます。ケラスターゼの商品を見て、
「バンって何ですか?」
と聞かれることがありますが、まずはシャンプーと考えていただくと分かりやすいです。
シャンプーは毎日のように使うものだからこそ、ホームケアの土台になります。
ここで美容師が見たいのは、毛先だけではありません。
頭皮の状態。髪の太さ。カラーやブリーチの履歴。乾燥やまとまり。洗ったあとの質感。
そして、どんな仕上がりが好きなのか。
例えば、
「毛先が乾燥するので、とにかくしっとりするシャンプーが欲しいです」
という方でも、根元はペタンとしやすいことがあります。
反対に毛量が多く、「洗ったあとから広がってしまう」という方なら、求めるものが変わります。
毛先だけを見てシャンプーを決めない。
これは私たちが大切にしているところです。
トリートメント・ヘアマスク|「もっとケアしたい」ときに考える
次に迷いやすいのが、トリートメントとヘアマスクです。
「マスクって普通のトリートメントと何が違うんですか?」
これもよく聞かれます。ケラスターゼには、日々のケアに取り入れられるトリートメントや、
髪の悩みや求める質感に合わせて使うヘアマスクがあります。
ここで大切なのは、「たくさんつければ、もっときれいになる」
とは考えないことです。髪の長さや量によって、適量は変わります。
特に根元まで必要以上につけてしまうと、「ケアしたのに髪が重たく感じます」
となることもあります。サロンでお客様と話していると、
「マスクを買ったんですけど、もったいなくて月に一回しか使っていません」
という方もいれば、「毎日たっぷり使っています」という方もいます。
使用方法や頻度は商品によって異なるので、まずはその商品の使い方を確認してください。
私達からお伝えしたいのは、量を増やすより、
今の髪に合うものを適切に使うことのほうが大切ということです。
毛先中心なのか。中間からなのか。どのくらいの量なのか。
ここまで知っておくと、ご自宅でのケアがぐっと分かりやすくなります。

洗い流さないトリートメント|ドライヤー前のケアを見直す
「ケラスターゼを一つ取り入れてみたいんです」
という方に、洗い流さないトリートメントについてお話しすることがあります。
毎日ドライヤーを使う方なら、洗髪後の髪に何を使うかは大切です。
ただし、洗い流さないトリートメントも全部同じではありません。
ミルクやクリームのような質感。オイルタイプ。
求める仕上がりや商品によって使い方も違います。
ここでも、
「一番人気だから」
ではなく、
自分の髪と普段のスタイリングに合っているかを見ます。
例えば、
「朝は必ずアイロンを使います」
「夜はドライヤーだけです」
「髪が細いので、重たい質感は苦手です」
「毛先が広がるので、まとまりが欲しいです」
これだけでも選び方は変わります。
ドライヤー前に使うものを探しているのか。
朝のスタイリングにも使いたいのか。まずそこを伝えてみてください。
ヘアオイル|「何となく最後につける」から目的を考えて選ぶ
ケラスターゼと聞いて、オイルを思い浮かべる方も多いと思います。
サロンでも、
「ケラスターゼのオイルが気になっています」とよくご相談いただきます。
ヘアオイルは、髪のまとまりやツヤなど、仕上がりを考えるときに取り入れやすいアイテムです。
でも、「オイルなら何でも同じ」ではありません。
そして、「たくさんつけたほうがツヤが出る」とも限りません。
特に細い髪や短いスタイルでは、つける量によって仕上がりが大きく変わります。
私たちがよくお伝えするのは、最初から一か所にたくさんつけないこと。
手のひらに広げて、まず毛先から。必要に応じて中間へなじませていく。
このくらいの使い方から始めると調整しやすいです。
ただし、適量や使用方法は商品や髪の長さによって異なります。
オイルは「持っているかどうか」より、自分の髪に合わせてどう使うかが大切なんです。
ケラスターゼは全部同じシリーズで揃えたほうがいい?

ここまでお話しすると、次に聞かれるのがこれです。
「シャンプーをケラスターゼにするなら、マスクもオイルも同じシリーズにしたほうがいいですか?」
全部そろえた方がいいのかな?と思うのは当然ですが、
La Senteでは、「全部揃えないとダメです」とはお伝えしていません。
なぜなら、髪の悩みは一つとは限らないからです。
「カラーも気になるし、毛先の乾燥も気になる」は普通です
例えば、「カラーをきれいに楽しみたい」という希望がある。
でも同時に、「毛先は乾燥してまとまりにくい」という悩みもある。
珍しいことではありません。ほかにも、「ハイトーンだけど、重たい仕上がりは嫌」
「くせは気になるけど、根元はふんわりさせたい」という方もいます。
そんなときは、今、何を一番優先するかを考えます。
シャンプーはこれ。マスクはこれ。洗い流さないケアはこの目的で。
というように、美容師と相談しながら組み立てる方法もあります。
ただ、何でも自由に混ぜればいいという意味ではありません。
商品の特徴や使用方法を確認したうえで、自分の髪に必要なものを整理していきます。
予算も遠慮せずに伝えてください
ここは、私たち美容師からぜひお伝えしたいところです。
「全部使ったほうがいいのは分かるけど、最初から全部はちょっと……」
そう思ったら、普通に言ってください。
ヘアケアは一度買って終わりではありません。続けて使うものです。
だから予算も含めて、「まず一つなら何を変えますか?」と相談していただいて大丈夫です。
例えば、「今のシャンプーは気に入っています」なら、無理に変える必要がない場合もあります。
「ドライヤー後の毛先が一番困っています」なら、そこからホームケアを考える。
必要なものから始める。
このほうが、毎日のケアとして続けやすいと思います。
美容室のフュジオドーズとホームケアは、どちらか一つを選ぶものではありません
前回の記事では、
ケラスターゼのサロントリートメント**「フュジオドーズ」**について詳しくお話ししました。
ここで、「ホームケアをちゃんとしていたら、サロントリートメントはいらないですか?」
反対に、「美容室でフュジオドーズをしているなら、家では普通のケアでいいですか?」
という疑問が出てくると思います。私たちは、どちらか一つという考え方はしていません。
役割が違うからです。
サロンでは「今の髪」を美容師と一緒に確認できる
フュジオドーズでは、美容師がお客様の髪を見ながら、今の悩みは何なのか。
どんな仕上がりを求めているのか。そこを整理して組み合わせを考えます。
自分では、「乾燥している」と思っていたけれど、実際に美容師と話してみると、
「カラーをした毛先の扱い方が気になっていた」と分かることもあります。
サロンケアの良さは、トリートメントをすることだけではなく、
自分の髪を客観的に見てもらえることにもあります。
フュジオドーズについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

ホームケアは「美容室に行かない日」のためにある
美容室に月に一度来るとしても、それ以外の日はご自宅で髪を扱います。
シャンプーをする。タオルドライする。洗い流さないケアをつける。
ドライヤーで乾かす。翌朝、アイロンやコテを使う。この積み重ねが毎日のヘアケアです。
だからLa Senteでは、サロンケア → ホームケア → 次回来店
を一つの流れとして考えます。美容室で髪を見てもらい、自分に合うものが分かった。
その後はECサイトを利用して、必要な商品を継続して購入する。
この使い方も便利です。
La Senteでは「何を買う?」より先に「これからどんな髪にしたい?」を聞きます
ホームケアを選ぶとき、「乾燥しているからこれ」「カラーしているからこれ」
だけで終わらせないようにしています。もう一つ、聞きたいことがあるんです。
「これから、どんな髪にしたいですか?」髪を伸ばしている。
次は少し明るいカラーにしたい。ハイライトを入れてみたい。ボブにしたい。
ツヤのあるロングを楽しみたい。
目指しているヘアデザインが違えば、今の髪との付き合い方も変わります。
La Senteが大切にしている素材美は、ケアだけを目的にした考え方ではありません。
きれいな素材があることで、デザインの選択肢も広がります。
カラーリストが似合う色を考える。
スタイリストがヘアデザインをつくる。そして、そのデザインを楽しめるように日々のケアを考える。
デザインとケアを一つのヘアスタイルとして考える。
だから、ケラスターゼの商品を選ぶときも、
「これが一番高いから」「これが一番人気だから」では決めません。
今の髪を見て、「まずシャンプーから変えてみましょうか」ということもあります。
「シャンプーは今のままで、ドライヤー前のケアを見直しましょう」ということもあります。
「次回カラーをするなら、今は毛先を大切にしておきたいですね」という話になるかもしれません。
ケラスターゼにはたくさんの商品があります。でも、全部を覚える必要はありません。
「最近、乾かしたあとに広がります」「毛先だけ手触りが違う気がします」
「カラーをもっときれいに楽しみたいです」それだけ教えてください。
そこから一緒に考えます。
そして一度自分に合うホームケアが分かれば、次からはオンラインで購入するという使い方もできます。
まだ自分に合う商品が分からない方は、先に美容師へ相談してください。

ケラスターゼのホームケアで大切なのは、たくさん揃えることではありません。
自分の髪を知って、必要なものを必要なところから始めること。
シャンプーからでもいい。マスクからでもいい。オイル一本からでも構いません。
そこから髪やヘアスタイルが変われば、また選び直せばいいんです。
サロンで髪を見て、自宅でケアを続け、また次の来店で髪を見る。
そんなふうにケラスターゼを使っていただけると、ホームケア選びはずっと分かりやすくなります。
そして次の第5記事では、ここまでの4記事を一つにつなぎます。
「ケラスターゼとは?」
「自分にはどのシリーズ?」
「フュジオドーズって何?」
「ホームケアはどう選ぶ?」
これらを一つの記事で確認できる**「ケラスターゼ完全ガイド」**
